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2008年4月22日 (火)

新型インフル発生前のワクチン接種に疑問あり

 厚労省は、専門家の意見を聞いて新型インフルエンザが発生したときのプレパンデミックワクチン接種に踏みきることになったという。
 このワクチンを今6400人の検疫所や感染症指定医療機関の職員・来年以降は消防士などにも事前接種を行う。
 このワクチンを打って新型インフルに効果があるかどうかを問うつもりはない。
 ただ、新型がいつ発症してくるかもわからず、その免疫力をどう試すつもりなのか。また免疫力が1年半も2年も持続(有効)するものではないのに、今接種する意味があるのだろうか。
 この説明を厚労省はきちんとしなければいけない。プレパンデミック・ワクチンの有効期限がそろそろ切れるので、何もしないで無駄にするのも気が引けるからとにかくやってみようかと思われても仕方がない。この辺のところをわかるように説明して欲しい。

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2008年4月18日 (金)

時代に逆行するか 日本たばこ産業(JT)

 喫煙率は12年連続で減少し、07年は26%と10年前に比べて8.6%低くなった。
080418_2  自動販売機用ICカード「タスポ」も普及せず、むしろタバコ離れにつながる可能性もあり結構なことである。
 タクシーの全面禁煙も全国的に広がり、神奈川県では先陣をきって県全体の公共的な場所は云うに及ばず居酒屋なども全面禁煙にするという。
 生活習慣病にタバコ単独で20%以上も関与しているのがはっきりしているにもかかわらず、健康にもっとも貢献しなければならないはずの医師・医療従事者が公然と喫煙しているのは如何なものか。
 それにしてもJTが毒とクスリと食べ物と売る狂った神経はどうにかならないものか?
 事業の多角化といいながら、医薬本業をはじめ食べ物については、中国製の冷凍ギョーザ中毒に打撃を受けながら充分な反省もなくまた続けるという。
 国内タバコ需要が年々減っているのは、われわれ日本国民がタバコの害を認識してきたことで、喜ばしいことと思う。
 その減った分の埋め合わせというわけでもないだろうが、市場を東南アジアなど外国に求めるという世界の禁煙の動きに逆行する方向にむかいはじめた。世界中が禁煙の方向にむいているときに悪徳商人、儲かれば何でもするのかNipponといわれるのは、はっきりしている。
 いくら何でも、海外にタバコ市場を増やすのは良くないのではないですか。JTさん。

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2008年4月17日 (木)

備えよう新型インフル  

 「64万人死亡」 厚労省推計

世界的流行に備えて家庭ではどうしたらいいか?
その取り組みについて参考になるので、ここで取りあげた。
家庭で備蓄するとよい物品の例。

  1. 食料
    米、乾めん類、切りもち、シリアル、乾パン、レトルト・冷凍食品、缶詰、ミネラルウォーター、ペットボトル・缶入り飲料など
  2. 医薬品・日用品
    常備薬、ばんそうこう、ガーゼ、解熱鎮痛剤(インフルエンザに使えないものがあるため薬剤師に確認)、マスク、ゴム手袋、水枕、漂白剤(次亜塩素酸=消毒効果あり)、消毒用アルコール
     懐中電灯、電池、ラジオ、携帯電話充電キット、カセットコンロ、ボンベ、トイレットペーパー、ティッシュ、ラップ、アルミホイル、せっけん、洗剤、生理用品、ビニールなど

 1918年の「スペインかぜ」では、日本では2300万人が感染し39万人が死亡したと言われている。厚労省は、いま新型インフルエンザが全国に流行すると、医療機関を受診するのは最大2500万人で、64万人が死亡すると推計している。
 感染した人が全て受診するのではないが、感染者は少なくとも5000万人は下らないだろう。死亡率も「スペインかぜ」の数倍と推測される。新型インフルエンザH5N1は、「スペインかぜ」のH1N1と異なって強毒性ウイルスで、このH5N1の鳥からひとへの感染では20~40%の致死率である。
大流行時には2~5%の致死率(最低でも)としても日本で100~250万人の死亡者数になり、巷間いわれている最大64万人の死亡者推計は少なすぎるように思う。

 新型インフルエンザは、例年の季節的なインフルエンザとか「スペインかぜ」と安易に軽い病気としての受け取り方ではなく、全く別の種類の疾病と考えた方がよい。2週間足らずで致死率5%という、まさに「殺人インフル(murder Flu)」である。大流行時期には、自分で自分を守る知恵を持たなければならない。 

 読売新聞 4月16日(水)より

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2008年4月11日 (金)

鳥インフルエンザがヒトに感染するための足がかり

 MMJ(The Mainichi Medical Jounal)3月号から、少し理屈っぽくなるが、

 鳥インフルエンザは、血球凝集素(HA)の特異性が鳥型(α2-3シアリル化多糖)からヒト型(α2-6シアリル化多糖)の受容体に転換することが、ヒトへの感染するための適応である。
 この構造トポロジーをもつ長いα2-6シアリル化多糖にはヒト適応型H1N1(スペイン風邪、Aソ連型)およびH3N2(A香港型)ウイルスのHAが特異的に結合する。しかし、H5N1(鳥インフルエンザ)ウイルスのHAは結合しないことが、生化学的、分析、データマイニングの統合的な方法で裏付けられた。

 これは、H5N1ウイルスがヒトに進出する足がかりを未だ得られていないことを示している。

 この知見は、H5N1その他のインフルエンザA型ウイルスの効果的な監視および治療的介入に新たな戦略の開発が可能になると考えられる。

Nature Biotechnology 26:107 '08 (Chandrasekaran A, 他)

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2008年4月10日 (木)

麻疹(はしか)の流行が続いている

 2008年1月1日から3月23日で4.648例の発症があり、都道府県では神奈川、東京都、福岡に次いで北海道の発症が多い。

 年齢別では、15~19才、1,139例(24.5%)、10~14才 892例(19.2%)、
20~24才 638例(13.7%)、0~4才 612例(13.2%)、
25~29才 492例(10.6%)、5.9才 384例(8.3%)の順となっている。
15~29才で50%を占めている。

 ワクチン接種歴のない人が2,213例(47.6%)と多いのは納得できるが、1回接種1.096例(23.6%)と免疫力が落ちていることを示している。

 これから4月中旬から5月にかけて本格的に麻疹の流行期を迎える。中学・高校・大学・好発年齢層の集団生活施設内での発生に注意すること。

  1.  初発の段階で適切な対策をとる 
  2.  集団発生が起こってからでは遅い
  3.  地域的な流行に発展した時には広範な年齢層に対するワクチンの接続勧奨を自治体単位で行なう対策しか有効な手段はない

 2008年4月1日より、1回しかワクチンを接種していない年齢層に対する補足的ワクチン接種を目的とした5年間の期限付き措置として、第3期(中学1年生相当年齢)、第4期(高校3年生相当年齢)の定期予防接種があります。
 接種対象者がこの機会を逃すことなく、ワクチン接種を受けることができるように正確な情報伝達を入手して欲しい。学校現場での積極的な接種勧奨が重要である。

 参考までに、麻疹(はしか)の知識

  1. 麻疹ウイルスで起こる感染症
  2. その症状は、
    10~12日間の潜伏期を経て
    カタル期(2~4日間)
    発疹期(3~5日間) 
    回復期へと至る
    39℃前後の高熱と耳のうしろから始まって体の下方へと広がる赤い発疹を特徴とする全身性疾患。麻疹経過中に肺炎、脳炎、中耳炎、心筋炎の合併症がみられることもある。
  3. 麻疹は接触感染、飛沫感染、空気感染で感染する。
  4. 予防法はワクチン接種以外にはない。

 

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2008年4月 9日 (水)

厚労省の標準化死亡比(全国平均100とする)

18年死因分析、北海道は男女とも肺がん・糖尿病上位

18年度都道府県別死因の分析結果を見ると、

 北海道は、
                肺がん:男性114.1(全国2位)、女性123.6(同1位)
          糖尿病:男性105.5(同13位)、女性117.2(同6位)
        大腸がん:男性108.1(同6位)、女性103.8(同17位)

  • 肺がんは、喫煙との関係が示唆され、男女ともに北海道は喫煙者が多く、特に女性は群を抜いた第1位。それを反映していると考えられる。先ずは、禁煙者をどう増やすかにかかっている。
  • 糖尿病も他府県に比べて高い死亡率である。今年からはじまる特定健診と特に特定保健指導の成果に大きな期待をしたい。慶友会も全力をあげてメタボ減少に努めたいと考えている。

                    メディア21 平成20年4月8日(火)第3286号 より

                                              慶友会

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2008年4月 1日 (火)

レジスチンについて

 (またアディポネクチンに次いでサイトカインが見つかった記事から)

 レジスチンは、肥満マウスで上昇し脂肪細胞由来のホルモンとして2001年に固定され、”resistance to insulin”にちなんで命名された。マウスでは、レジスチンはインスリン抵抗性を惹起する悪玉アディポサイトカインとしての意義が確立された。

 Hypertension51(2):534-539 2008で2型糖尿病患者の高血圧合併に血中レジスチン濃度が有意に関連することが報告された。

 この結果から、2型糖尿病では高レジスチン血症が高血圧、血管炎症など心血管イベントの複合リスクに関連すると考えられる。(Medical Tribune 3月27日)

 愛媛大学 牧野英一 教授らの研究によると、レジスチンがインスリン抵抗性や動脈硬化に重要な分子と報告されている fatty acid binding protein の発現を増強することも確認している。

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