6月19日厚労省の指針
原則として一般医療機関で新型インフルエンザ患者の外来診療を行う。これによって、どこの診療所、病院でも診療をうけられるようになった。
<具体的対応>
①患者に対して
入院措置ではなく、外出を自粛し、自宅で療養を基本とする。入院が必要なら、どこの医療機関でも受けられる。
②妊婦、幼児、高齢者や慢性呼吸器疾患、糖尿病、慢性心疾患などの基礎疾患¹を有する人に対して
早期から(感染を疑われた場合)、抗インフルエンザウイルス薬(タミフル、リレンザ)の投与を受けられる。
重症化するおそれがある者については優先的にPCR検査(新型インフルエンザかどうかの検査)を実施し、入院治療を受けられる。
1:その他 人機能障害、免疫機能不全(ステロイド投与を受けている)などの人。(CDCを参考にしている。)
③学校などの集団²で複数の患者が確認されたときは、
必要に応じて積極的疫学調査および公衆衛生対策を実施する(保健所)
2:社会福祉施設(特養、グループホームなど)
④医療従事者に対して
ウイルスに曝露されたときは、抗インフルエンザ薬の予防投与を受ける。感染の可能性が高くなければ、職務を継続できる。
強毒性の鳥インフルエンザA(H5N1)を想定していたそなえから、随分ゆるやかになっている。
新型インフルエンザワクチンは、7月中旬から製造開始の予定。それまでは季節性インフルエンザワクチンを生産している。例年の8割程度4000万人分ぐらいと思われるので、早めに(11月に入って直ぐに)接種をうけるようにすすめます。
知識として以前に米国で流行していた時に豚インフルエンザワクチンで、副作用(ギラン・バレー症候群)があったことも記しておきます。
季節性インフルエンザの致死率0.1%(感染者の1000人に1人)、新型インフルエンザの致死率は徐々に高くなっている傾向だが、今のところ0.5%程度。参考までにスペインかぜ(1918年)では2%以上で、鳥インフルエンザA(H5N1)では60%と驚異的に高い。今の新型インフルエンザも、秋から冬に拡がるときには(第二波)、致死率がさらに高くなる可能性が強い。
死亡者も、子どもと20~40才代の成人で死因が二次性細菌性の肺炎ではなく、重症のウイルス正肺炎による呼吸不全で、治療が難しくなると予想される。
抗インフルエンザ薬と、新型インフルエンザワクチンが治療の主役となる。
エジプトでは鳥インフルエンザA(H5N1)も報告されており、今後もWHO、CDCの情報を注意深くみていく必要がありそうである。
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